🚀月2000万円以上稼ぐ伝説のベトナム人開発者「Tony Dinh」氏

ベトナム出身のレジェンド開発者と言えばTony Dinh氏。圧倒的な努力でXの影響力を高めて数々のプロダクトをヒットさせてきた。
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ウマたん
2025/12/15

こんにちは、ウマたんです。

このAI時代にめちゃくちゃ稼いでる海外開発者にフォーカスするこのニュースレター。

今回紹介するのは、「Tony Dinh氏」

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(引用:https://x.com/tdinh_me)

圧倒的な努力量で突き抜けてきたベトナム出身の有名個人開発者。現在は月2000万円以上の収益を稼ぎ、Xでもめちゃめちゃな影響力があって17万人以上のフォロワーを抱える。

最近は、Hacker Residence という個人開発者が共同生活するヴィラプロジェクトを立ち上げるなど新しいプロジェクトにもどんどん取り組んでる。

同じアジア人として、めちゃくちゃ誇らしくもあり、負けてられないと思ってる人物。

実は、このニュースレターの初期に紹介し、当時も既にスゴイ実績を持っていたが、そこから更に成長してめちゃくちゃスゴイことになっているので、改めて取り上げる。

それでは見ていこう!

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👨‍💻ソフトウェアエンジニアとして順調に出世

冒頭紹介した実績を聞くと、最初からスゴかった人に聞こえるかもしれないが、そんなことはない。

誰だって最初は無名で必死に努力して成功を手にしてる。Tony氏だってそうだ。

彼はソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。

ファーストキャリアはベトナムIT企業のソフトウェアエンジニア。給料は月15万円程度。かなり安月給でのスタートだ。

しかし、その後昇給・転職などを繰り返し、最終的にはZendeskという有名なアメリカ企業のシンガポール支社のシニアソフトウェアエンジニアまで登り詰めた。当時の給料は月8800ドル(130万円)。やはりソフトウェアエンジニアは夢がある。かなりのキャリアアップだ。

さて、ソフトウェアエンジニアとして羨むキャリアを歩んでいた彼だが、彼には昔からの夢があった。

それはソフトウェア会社を立ち上げること。しかし、大学時代、起業について学んだ時、事務処理やファイナンスといった彼にとって退屈なことをやらなくてはならないと知った。彼は純粋にソフトウェアを作ることが好きだった。ソフトウェアを作ることに時間を割けないのであれば、ソフトウェア会社を作っても本末転倒。こうして彼は会社を作るという夢を諦めて、会社員になったのだ。

しかし、そんな一度は諦めかけた夢が、ある出来事を境にもう一度呼び起こされることになる。

コロナだ。

✨️コロナをきっかけにもう一度夢を追い求めるように

コロナが全世界を覆い、Tony氏はリモートワークをするようになった。

慣れないシンガポールという国で、家族や友達とも離れてリモートワークをする退屈な日々。

時間は有り余っていた。そんな中、ネット上でインディーハッカーと呼ばれる「個人で様々なソフトウェアを開発し自由な生活をしている人々」がいることを知る。

彼は、特に古株のインディーハッカーとして超有名なPieter LevelsやJon Yongfookといった人々に感化された。

自分でソフトウェアを作って売るとなると、他の人を雇ったり事務処理やファイナンスに時間を割いたり・・・といった退屈なことに時間を割かないといけないと思っていた。

しかし、インディーハッカーたちは、他の人を雇ったり資金調達などしたりすることなく、自分の作りたいモノを作ること・そして売ることにフォーカスして楽しい生活を送っていた。

Tony氏は思った。「自分のやりたいことはこれだ」と。

🌃最初に作ったプロダクトは時間をかけすぎて大失敗

こうして彼のインディーハッカーとしての人生が始まる。

しかし、最初から会社を辞めることはなかった。まずはサラリーマンをやりながら副業でプロダクトを作ってみることに。

最初に作ったのは、「macOSアプリのビルドログが見れる開発者向けのサービス」。

しかし6ヶ月経っても完成せず、徐々にモチベーションがなくなり開発を終了させてしまった。

初めてプロダクトを作る時にありがちなのが、オーバーエンジニアリング。完璧を目指すがあまり多くの機能を付け足して、最終的に何ができるのか分からない複雑なモノが出来上がってしまうのだ。

彼は優秀なソフトウェアエンジニア。技術がなかったわけではない。ただ、完璧を目指しすぎて6ヶ月以上もの時間をかけてしまったのだ。

彼は、この失敗から立ち直るのに1ヶ月以上の時間を要したという。

💻️2回目の挑戦では高速でプロダクトを構築し初めての収益を得る

1ヶ月後、挫折からなんとか立ち直り再挑戦。

エンジニアであれば「テストケースを書くことが大事」と教わるかもしれない。

Tony氏自身も優秀なエンジニアであり、会社ではテストケースを書いてコーディングをしていた。しかし、今回の挑戦ではテストケースを書くのを辞めた。とりあえず必要な機能を高速で盛り込むことにしたのだ。

こうして次に作ったのが、DevUtilsというエンジニア向けのツールを一つにまとめたプロダクト。前回の反省を活かして2週間で作った。

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知り合いに使ってもらうと非常に反応が良い。

今度こそいけるかもしれない。こうして、Tony氏はこのプロダクトを買い切り9ドルとして一般向けに販売し始める。

そして、Hacker Newsというエンジニアや起業家向けの掲示板サービスに投稿。大きな反響があり、なんとトップページに数時間掲載されることに。

その結果、たった9ドルではあるが、彼は会社の給料以外の収入を始めて手にすることになる。この9ドルはめちゃくちゃ大きい。馬鹿にしてはいけない。彼はここから数年で月2000万円もの収入を得るようになるのだから。

一度も雇われの給料以外から稼いだことがない人は、なんでも良いので自分でお金を作ってみることをオススメする。メディアを作っても良いしプロダクトを作っても良い。

🌀Twitterに注力し影響力を高めていく

初めての収益を得ることができたトニー氏だったが、そこから継続的な収益を得ることの難しさに気付く。

Product Huntというプロダクトローンチサイトに投稿したり、Google広告を試したり、SEOの記事を書いたり、スポンサー広告を試したりしたが、どれも継続的な収益にはつながらなかったという。

いくら良いプロダクトを作っても、継続的な集客の仕組みを作らないと売れない。

どうにかして継続的に集客できる仕組みを作るしかない。

当時Tony氏の憧れるインディーハッカー達はTwitter(現:X)で発信活動をしており影響力を高めていた。

そこで、彼もTwitter上で影響力を手に入れる道を選ぶのだ。

Twitterで影響力があれば、それだけで継続的な集客ができると考えた。

彼は古いTwitterアカウントをもう一度立ち上げ、DevUtilsの宣伝をはじめる。

・・・しかし彼はすぐに気付く。DevUtilsの宣伝なんて誰も見たくない。

ということでDevUtilsの宣伝はやめて、まずは多くの人と関係性を築くことに終始するのだ。

他の人のTweetにリプライしたり、ジョークを言ったり、自分の得意なプログラミング領域で面白いTweetを作ったりし続けた。

彼のTweet戦略は以下だという。

・面白いものを作ってシェアしまくる

・他の人と絡む

・スレッドを書いて反応を得る

・ミームやジョークをTweetする

とにかくサービスの宣伝はせず、フォロワーを純粋に増やすことに注力し続けたのだ。

その結果、以下のTweetがバズることに👇️

当時フォロワーは100人ちょっとしかいなかったのに192イイねも獲得している。

このように、「自分の売ってるプロダクトとは関係ないが開発者の興味を惹くようなTweet」をして着々とフォロワーを伸ばしていった。

そして6ヶ月の努力の結果、元々100フォロワーだったのが700フォロワーに達した。

実は、6ヶ月のうち最後の1ヶ月で700近いTweetをして、38万インプを獲得し、562ものフォロワーを獲得していることが分かる👇️エグい

大事なのが臨界点を超えるまで色んなフォーマットを根気良く試すこと。

すると、なんとなくこのフォーマットや内容であれば受けそうというのが分かってくるので、それを擦り倒すのが大事。

🚀新たにヒットプロダクトをローンチ

Twitterを伸ばす勝手がわかったTony氏は、ここからグングンフォロワーを伸ばしていく。

そして翌月、フォロワー1000人を目前にして彼は新たなプロダクトをローンチする。

それがBlack Magicというプロダクト。

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このプロダクトは、TwitterのAPIを使ってプロフィールにプログレスバーを付けることが出来る面白ツール。

フォロワーが1000人に近づくにつれてプログレスバーが100%に近づく。

このアイデアは多くの開発者に受け、はじめてサブスク収益を得ることに成功。

💻️一定の収益に達し、思い切って会社を辞めて個人開発専業に

さて、ここから彼は「Black Magic」「DevUtils」の収益とTwitterのフォロワーをぐんぐん伸ばしていく。

2021年8月には、Black Magicから300ドル/月の収益、DevUtilsからは1100ドル/月の収益(ただしサブスクではなく買い切り)を得ることに成功。フォロワーは8000人まで到達。

これまでは会社員を続けながらの副業だったが、ここでとうとう会社員を辞める決断をする。月130万円もの収入を得ていたステータスを捨てるなんて普通だったら考えられないかもしれない。

しかし、彼はしっかりセーフティネットを張った状態で独立している。

銀行には2年間分の生活費があった。ベトナムで暮らすならゆうに4年間分はあったという。

そして、もし上手くいかなくてもフルタイムに戻れる自信が彼にはあった。また子供も妻もおらずリスクを取るには最適なタイミングだった。

こうして、Tony氏の専業インディーハッカーとしての挑戦が始まる。

独立した彼はBlack Magicの機能拡充に努める。これまではプログレスバーメインのプロダクトだったが、このタイミングからTwitterの分析機能を拡充させる。

そして最終的には、分析機能をメインとした位置付けに変更。

機能拡充と継続的なTweetの結果、Black Magicは数ヶ月で4000ドル/月の収益に成長。

彼はこの時期が一番ハードワークしていたと語る。

なんと独立してから4ヶ月ほどの間、毎日休まず12時間の開発と4時間のTwitterを続けたというのだ。

エグい。4時間のTwitterである。考えられるだろうか?この話を聞いた時、正直度肝を抜かれた。

そもそもセンスとか技術とかの前に努力量が違いすぎる。

Xを伸ばさなきゃ!と言っている開発者で1日4時間Xに時間をかけている人はいるだろうか?

成功を手にしたいのであれば、これくらいの努力をしないとダメなのだ。

彼は、この努力の結果17万人ものフォロワーを獲得しているのだ。

ちなみに、僕は最近になってXに本腰入れないと!と週10時間コミットすることに決めた。それでもTony氏には程遠い。

🚀Black Magicの急成長と消滅

さて、軌道に乗り始めたBlack Magicは物凄い勢いで成長していく。

2022年10月には月14kドル(200万円)を超えた。

こうしてインディーハッカーとして成功の階段を駆け上がっていくかに見えたある日、衝撃の事件が起こる。

イーロン・マスクのTwitter買収事件だ。

買収後にイーロンはTwitterを収益性の高い会社に立て直すため、物凄いスピードで色んな施策を打ち始めた。

その施策の中の一つがTwitterAPIの有償化。これまで無料で使えていたTwitterのAPIのほとんどが有償化された。

しかも、その金額は月42kドル(630万円)と発表されたのである(後に料金は5kドルに引き下げられる)。

こんなのいくらなんでも払えるわけがない。この発表を受けて多くのTwitter関連のツールが廃止されていった。

Tony氏のBlack Magicもその中の一つである。

彼は、このプロダクトをシャットダウンするか、買い手を見つけて売るしかなくなった。

幸運なことに買い手が見つかり128kドル(1900万円ほど)で売却。

望んだ形での売却ではなかったが、やむを得なかった。

☀️失望の最中に新たなAIプロダクトをローンチ

成長が期待されたプロダクトを外部要因によって手放さなくてはなくなったTony氏。しかし、ちょうどその頃新たな大ヒットプロダクトの芽が出始めていた。

生成AIブームに乗っかって開発したTypingMindというツールだ。

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なんとこのツールが現在、Black Magicの収益をはるかに凌ぐ月$137k(2000万円)もの収益を叩き出しているのだ。

それではここからは、Tony氏がこのTypingMindをどのように成長させていったのか、詳しく見ていこう。

TypingMindの戦略は今まで紹介してきた開発者とは一線を画すモノ。

端的に言うと、買い切りtoC向けを成長エンジンとしたサブスクtoB向けへの展開。

これにより爆発的な個人ユーザーの確保と、toB展開による安定基盤の構築をしてる。

盤石なビジネスモデルだ。

正直めちゃくちゃ参考になった。こういう売り方もあるのかと。

個人開発でチームを拡大せずにここまでtoBで成功してる事例は、なかなか他にない気がする。しかもtoBやって収益伸ばしながら本人は世界を旅して自由な生活をしてる。

最近のショート動画×toCの爆発的な成長アプリとは全然違う伸ばし方で、めちゃくちゃ参考になるのでぜひ見てほしい!

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