🐶3年でARR20億円・ユーザー800万人に成長したAI学習アプリ「StudyFetch」の成長戦略
こんにちは、ウマたんです。
このAI時代にアプリ・プロダクトでめちゃくちゃ稼いでる海外事例を分析する、このニュースレター。
今回紹介するのは「StudyFetch」というAI学習アプリ!
このアプリ、2023年に創業されてから3年でARRが1290万ドル(約20億円)を超えた。
そして最近、教育領域のForbes30 Under 30に創業者のEsan Durrani氏とRyan Trattner氏が選ばれた。
ただ今回は、創業者にフォーカスするというよりもプロダクトそのものにフォーカスしていく。
StudyFetchは割と最近リブランディングしたらしいのだが、とにかくUIUXが洗練されていて美しい。そして、マーケティングの仕掛け方も非常にユニークで面白い。
ちなみにローンチから18ヶ月までは完全に自己資金で成長させてきたが、2025年に資金調達を実施している。
とにかく今ノリにノッているアプリ。
教育×AIはめちゃくちゃポテンシャルがあると思う。
僕自身、教育領域の事業をずっとやってきていて、今海外向けに伸ばしているアプリも日本語教育の領域なので、教育領域のAIアプリには非常に興味がある。
ということで、今回はそんなStudyFetchの成長の秘密を徹底的に掘り下げていく!
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📒最初は「エッセイ添削ツール」からスタート
StudyFetchを創業したのは、Esan Durrani氏とRyan Trattner氏の2人。
ロサンゼルス出身の幼馴染。Esan氏がCEO、Ryan氏がCTOを務めている。
実は2人は当初エッセイレポートをAIで添削・生成するツールを手掛けていたという。現在の「StudyFetch」と教育という文脈では一緒だが、ツールの使い方は全く違う。
当時、そんなAIエッセイツールはそこそこ上手くいっていたという。
しかし、ここで2人は大きな決断をする。AIエッセイツールを畳んで、学習プラットフォームへとピボットするのだ。
「エッセイをAIに書かせるツール」は、下手すればただの「カンニングツール」になってしまう。2人はそれよりも、本気で教育に貢献したかったのだ。
以前、このニュースレターで紹介した「Coconote」というアプリは、「StudyFetch」とかなり似ていて、授業中のドキュメントや録音をAIに書き起こして勉強に使う系のモノ。
Coconoteの創業者も同じようにチート系のツールではなくて、教育に貢献するツールを作りたいと話していた👇️
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一方で、チート系のツールとしてバズって収益を伸ばしてきたプロダクトもある。
例えば、こちらも以前紹介した「NaturalWrite」や「ConchAI」などなど。
AIを使って作成した文章を人間が書いた風に変えてくれるツールで、これらもめちゃくちゃ急成長してる。
個人的には、これらのチート系のツールが悪だとは思わない。
AIは根本的に教育を変える。
このようなチート系のツールで解決できてしまうようなレポート課題なのであれば、それまでなのだ。
社会に出れば、「AIを使うなんてチートだ!」なんて言ってられない。だからこそ、学生であってもどんどんAIを使い倒すべきだと思う。
逆に、教育機関はAI利用を前提に教育や課題を考え直さなくてはいけないと思う。
📚️StudyFetchのローンチ
さて、ということでチートツールからピボットして生まれ変わったStudyFetchが正式にローンチしたのは2023年9月15日。
ちなみにStudyFetchはWeb・iOS・Androidの3プラットフォームで展開されている。
Web版👇️
iOS版👇️
元々Webメインで展開されていたこともあって、Web利用ユーザーも結構多いはず。
簡単にどんなプロダクトなのか見ていこう!
まずデザインがClaudeを彷彿とさせるような色合いで洗練されている👇️
最近ブランディングに力を入れていて、2026年8月にリデザインされた。
機能としては、ドキュメントをアップロードしたり、リンクを入力したりすると、それらの情報を元に色んな形式の学びコンテンツを作ってくれるモノ。
学びの形式には色んなパターンがある👇️
ゲーム形式で学ぶモードなんかもある👇️
ある程度までは無料で使えるのだが、途中から課金が必要になる。
価格は月19ドルと年96ドルの2つが存在する👇️
ここで面白いのが、「Have my parent pay(親に払ってもらう)」というボタンが存在するところ。
ターゲットは学生なので、親に払ってもらうというユースケースが結構存在するんだろう。
このボタンを押すと以下のように親にシェアする方法が表示される👇️
これでCVRを少なからず押し上げてるはず。賢い。
また、個人的に参考になったのが、Study Timerという機能👇️
自分でタイマーをセットして学習を進めることが出来る。
一定の時間学んで、休んでを繰り返す「ポモドーロ」モードの設定もできる👇️
そして、これまでどのくらいの時間勉強してきたか、という統計を確認することができるようになっている👇️
教育プロダクトでは「学習時間」というのが、1つのトラッキングすべき指標になってくるのだが、僕が作っている日本語学習アプリでは全く取り入れられていなかった。早速、取り入れなくてはと思った。
ちなみに他言語対応されていて、数多くの言語の中から選ぶことが可能👇️
25言語に対応してるのはスゴイ。
今の時代、AIの力で多言語対応が比較的楽になったので出来るなら対応すべき。
StudyFetchのオンボーディング
さて続いては、毎回このニュースレターで必ず取り上げているオンボーディングフローについて見ていきたい。
StudyFetchのオンボーディングは、13画面と比較的少なめだった。
最初に必要最低限の質問をいくつか聞かれて、
レビューの依頼を差し込み、
ドキュメントのアップロードを促し、
ドキュメントから生成されたStudyPlanをちょい見せし、
ペイウォールを表示する流れ。
ちなみにこのペイウォールはスキップすることが出来て、無料で使える。
ただ、ドキュメントを3個以上アップロードしようとすると課金が必要になる。無料で使えるけど、最初からペイウォールを出しておくのはCVRを高める上で良い戦略。
また、ドキュメントのアップロードからのStudyPlanの表示自体が、パーソナライゼーションになっているので、他のアプリのような長い質問を続ける必要がない。
こればっかしはアプリのテーマによると思う。
ドキュメントや何かをユーザーがアップロードしてそれを分析して、その結果を出す系のアプリであれば、そんなにオンボーディングを長くしなくても良いのかも?
ちなみにStudyFetchのWeb版だとオンボーディングはさらに削られていて、7画面でペイウォールに到達した。
一般的にWebアプリはペイウォールまでのオンボーディングが少なく、ネイティブアプリは長い印象があるが、StudyFetchでもそのようになっていた。
ということでここまででStudyFetchのプロダクトやオンボーディングについて見てきたが、やはり肝心なのはどのようにして集客をしてきたのか?
冒頭でも述べた通り、3年でARR20億円というバケモノみたいな数字に到達している。
そして、やはりその裏側にあったのはTikTokマーケティング。
これまでも多くのTikTokマーケティングの事例を紹介してきたが、StudyFetchのやり方はちょっと違う。
彼らはインフルエンサーにゼロからアカウントを作らせるというユニークな方法を主軸においてアプリを伸ばしている。
普通に考えたら、インフルエンサーの元々持っている強いアカウントで投稿した方が良さそうに思える。
しかし、あえてゼロからアカウントを作ってもらうことが実は合理的な理由があるのだ。
ここから、このStudyFetchが取っているユニークなアプローチや、彼らのバズらせているフォーマットを見ていく。さらに彼らがAIのAPIコストを10分の1にした方法も見ていく。
StudyFetchの成長戦略はめちゃくちゃ参考になるので、是非最後まで見ていって欲しい。
🎯彼らが100万回再生超えを連発した鉄板フォーマット
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