🥥ローンチからたった18ヶ月で年10億円まで成長したAIツール「Coconote」の成功に隠された秘密
こんにちは、ウマたんです。
このAI時代にアプリでめちゃくちゃ稼いでる海外事例を分析するこのニュースレター。
今回紹介するのは、「Zack Hargett氏」と「Brett Bauman氏」!
彼らが作ったのは「Coconote」というAIノートアプリ。
講義やYouTube動画を録音・取り込みするだけで、文字起こし・要約・フラッシュカード・小テスト・マインドマップまで自動生成してくれるという学生向けのツールだ。
これだけ聞くと「よくあるAIラッパーツールね」と思うかもしれない。
でも、数字がバグってる。
- ローンチからたった18ヶ月で超大手フラッシュカードアプリ「Quizlet」に買収
- ARRは6.7Mドル(約10億円)
- 利益率約50%
- SNS累計再生回数は10億回超え
- 外部からの資金調達は「ゼロ」、有料広告もほぼ「ゼロ」
完全に自己資金だけで、広告費もほぼかけず、2年経たずにここまで持っていって売却。スゴすぎる。
ということで今回は、この2人がどうやってゼロから18ヶ月で年商10億円のプロダクトを作り上げ、売却まで持っていったのか、そのストーリーとマーケティング戦略を徹底的に見ていこう!
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👨💻スタートアップ畑を歩んできたZack Hargett氏の経歴
まず、Coconoteを語る上で外せないのが共同創業者の経歴だ。
Zack Hargett氏は、急成長スタートアップでプロダクトマネジメント周りの仕事を一貫して経験してきた男。
大学卒業後に急成長スタートアップ「YikYak」にジョイン。
YikYakは、位置情報ベースの匿名SNSで、当時アメリカの大学キャンパスで爆発的に流行ったアプリ。Sequoia Capitalから6,400万ドル(約100億円)規模のシリーズBを調達するほどの勢いがあった。Zack氏はそこにプロダクトマネージャーとしてジョインし、爆発的に伸びるプロダクトの内側を経験している。
YikYakの後、彼は今度は動画コミュニケーションツール「Loom」の9人目の社員として参画する。Loomはその後巨額買収された有名プロダクト。
そんな経歴のZack氏が、自分自身の課題から作ったのがCoconoteなのだ。
元々は、YouTubeのリンク、長文の記事、講義の資料、会議のメモ・・・こういった「大量の情報を圧縮して頭に入れる」のが面倒くさいという、自分自身のフラストレーションを解消するために作ったものだった。
自分の課題を解決するために作ったツールが、結果的に何百万人もの学生を救うプロダクトになる。このパターンは本当に多い。
🛠️もう一人の天才、インディー開発者のBrett Bauman氏
そして、もう一人の共同創業者がBrett Bauman氏。
彼もまたLoom出身で、プリンシパルエンジニアまで昇進した実力者。それと同時に、彼はバリバリの個人開発者でもある。
- ゴルフ用のアプリ「TeeTimer」
- AIプレイリスト生成アプリ「PlaylistAI」
- オープンソースのノートツール「Notepad」
など多くのプロダクトを個人開発している。
さらに、学生がソフトウェア開発のインターンを見つけるためのサイトまで運営している生粋の開発者だ。
そんな2人がLoomで意気投合し、一緒に作ったのが「Coconote」というわけだ。
📱「二度とノートを取るな」というプロダクト思想
さて、それでは肝心のプロダクト「Coconote」について見ていこう!
Coconoteが掲げるキャッチコピーは強烈で、
「Never take notes again(二度とノートを取るな)」
というもの。
伸びるプロダクトには強烈なコピーがある。
以前紹介した天才「ロイ・リー」なんかも、プロダクトのキャッチコピーとして「全てをチートしろ」という強烈なモノを掲げていて、爆速で伸ばしていた👇️
| 🚀21歳にしてAIプロダクトを2ヶ月で月6000万円の収益にした天才 |
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さて、そんな「Coconote」の使い方はシンプル。
レコーディングした音声やPDFなどのドキュメントやYouTubeなどのリンクをインプットすると、そこから情報を抽出して様々な形でアウトプットしてくれる。
情報を要約してまとめるだけでなく、小テスト・フラッシュカード・ポッドキャスト・マインドマップなどの形式で一気に生成してくれるのだ!
以前紹介した「Jungle」は、フラッシュカード特化だったが、「Coconote」はフラッシュカードを含めて何でも一気に生成してくれる。
| 🌳バズったツイートを見て21時間で作ったアプリが、月1500万円稼ぐ怪物になった話。AIフラッシュカードアプリ「Jungle」 |
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特に、このアプリは学生にウケた。
なぜなら、授業中に録音ボタンを押すだけでAIが全部やってくれるようになるから。
録音が終わると、Coconoteは完全な文字起こしに加えて、その人向けにパーソナライズされた学習教材(フラッシュカード、ポッドキャスト、マインドマップなど)を一気に生成してくれる。
これにより、学生は、必死にノートを書き写すのではなく目の前の教授の話に集中できる。
ここでZack氏は、ある明確な「線引き」をしている。
世の中には、レポートを書いてくれる、数学の宿題を解いてくれる、なんなら大学の出願エッセイまで書いてくれるAIツールが溢れている。でも彼に言わせれば、それらの多くは単なる「カンニングツール」だ。
「僕たちはAIの歴史の“正しい側”に立ちたい。学生が本当に“学べる”ように手助けしたいんだ」
ただの詭弁である気もするが、確かに世の中に数多と存在するAIチーティングツールとは一線を画しているかもしれない。
「Coconote」は、簡単に答えを出力できるAIツールではなく、学習体験を徹底的に良くするAIツールなのだ。
📲CVRを最大限上げるオンボーディング設計
毎度言っていることだが、アプリの成否はオンボーディングをどれだけ磨き込んでいるかにかかっている。
ということで今回も「Coconote」のオンボーディングを全部確認して分析した。
すると、他のアプリにはない面白い設計が見えてきた。
まず、最初は他の売れてるアプリと同じく長い質問が続く👇️
実は、彼らは最初は質問を少なめに設定していたが途中から2倍に増やしたという。
オンボーディングの画面が増えすぎると離脱が増えてしまうのでは?という懸念があったが、結果的にトライアル開始が16%増加。
「何を勉強しているの?」といった質問を挟んでパーソナライズすることで、「これは自分専用に作られたアプリだ」と感じさせ、価値をしっかり伝えてから入ってもらう。
摩擦をあえて足すことで、逆に本気度の高いユーザーを増やしたわけだ。
ただ、以下のようにパーソナライズ画面はそれほど派手ではない。ここはもう少し改善の余地がある気がする👇️
そして、面白いのがペイウォールの設計。
彼らはペイウォールの位置やUIや設計をテストしまくった。
そこで見つけた勝ちパターンが、「アカウント作成の前にペイウォールを出す」こと。
これによって、「商品の価値を見る前にアカウントを作りたくない」という理由で離脱していた約10%のユーザーを留まらせることに成功した。
そしてさらに面白いのが「解約阻止」のテクニック。
ユーザーがトライアルをキャンセルしようとした瞬間に、ある提案を出す。
それが「7日間の無料トライアル延長」だ。
元々7日間無料なので、合計で14日間の無料トライアルがオファーされる👇️
ここがめちゃくちゃ賢い。普通、解約を引き止める時は「割引」を提示しがちだ。
これまで、このニュースレターで紹介してきたアプリでは、多くが割引オファーを提示していた。トライアル延長をオファーしているモノはなかった。
しかし彼らは色々試してデータを見て、結果的にこのトライアル延長が最適だと結論付けたのだ。面白い。
正直、割引オファーの方が強烈だし、CVRは上がると思う。
しかし、その分客単価は下がってしまう。
そのため、結果的にLTVで見るとトライアル延長オファーの方が効果がある可能性は大いにある。
ちなみにこの施策で、解約しようとしたユーザーの約27%を引き止めることに成功したという。
「価格を下げる」のではなく「時間を与える」。
全てのアプリにおいて時間延長のオファーが適切だとは言えないが、テストしてみる価値はあると思う。
そして、さらにこの延長オファーをも閉じたユーザーは、ログイン画面に飛ばされる。
そしてログインすると、なんと普通に「Coconote」が使えるのだ!
先週紹介した「Halo AI」も同じような設計だったが、ハードペイウォールに見せかけて実はキャンセルしたら無料で少し使えるというのは、かなり効果がありそうなテクニック。
| 🚀18ヶ月失敗し続けた男が1500万円借金し勝負に出て、AI写真アプリを2ヶ月で月4500万円まで爆伸びさせた話 |
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ちなみにペイウォール突破後に2リソースまで無料で使えるのだが、3リソース目を追加しようとするとペイウォールが表示される設計になっている。
なるべくLTVを高めるように徹底的に考え抜かれたオンボーディングとペイウォールになってる。さすが。
ちなみに毎度のことだが、「Coconote」のオンボーディング画面は以下のOnbo Hub(オンボハブ)で全てチェックできるようになっているので是非チェックしてみて欲しい!!
さてということで、ここからはどのようにして「Coconote」が18ヶ月で年10億円という金額まで成長したのか見ていこう!
VCマネーはゼロ。広告費もほぼゼロ。それでも、ローンチから18ヶ月で年10億円。エグい成長スピードだ。
この数字の裏には、再現性のあるグロースの型が確かに存在する。
そんなグロースの型をこれから見ていこう!!
具体的には
- 広告費ゼロで月40万流入を生んだ「YouTube × SEO」自動量産マシン
- 1000万再生を叩き出したショート動画に仕込まれた2つの天才テクニック
- わざわざ「バズるためだけ」に作った狂気のツールと4000万再生の生み出し方
- ユーザーも売上も両方増えた魔法のプライシング
また最後に、この事例を僕達はどう活かしていけば良いのか、まとめた。
毎回色んな事例をリサーチしてきて、どれも参考になるものばかりなのだが、今回の事例はいつも以上に参考になるテクニックが多く含まれていた。
すぐにでも自分のアプリに取り入れられるテクニックがたくさんある。
ぜひ最後まで読んでいって欲しい!
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