海外個人開発者にフォーカスするこのニュースレター。

今までこのニュースレターでは30人以上の海外開発者を紹介してきた。

ということでここらへんで今まで紹介してきた30人に共通する成功法則についてまとめていきたいと思う。

🚀1発目のローンチから成功している人なんていない

ものすごい成功をおさめている人ばかりだから、一見すると最初から成功を手にした天才なのかと思いきやそんなことはない。

みんなはじめはプロダクトをローンチするも、なかなか上手くいかず失敗している。

かの有名なピーター・レベルズ氏だって、4個目のプロダクト「Nomad List」で成功をおさめているし、

マーク氏だって20個ものプロダクトを量産しまくってやっと成功を手にしている。

だから最初のプロダクトで失敗したからといって挫折してはいけない。

プロダクトを出した分だけ成功確率は上がる。どんどん挑戦してどんどん失敗しよう！

🎯マーケティングにしっかり時間をかける

プロダクトを出して上手くいかない・・・となるパターンのほとんどの原因はマーケティングを疎かにしているということ。

良いプロダクトを作ったとしてもマーケティングにしっかり時間を割かないと顧客には届かない。

トニー氏は集客の重要性に気付いてから4ヶ月間の間、4時間もの時間をTwitter（正式名称は現在XだがTwitterの方が慣れているのでTwitterと表記する）に割いている。

Desmond氏はプロダクトをローンチしたら2週間は徹底的にマーケティングを行え！と言っている。

これまで紹介してきた多くの開発者が、良いプロダクトを作ったら売れるだろう！と、たかを括ってローンチし結局鳴かず飛ばずの結果に撃沈している。

その後マーケティングの重要性に気付いて、成功をおさめているのだ。

Ping氏は成功するために必要な開発とマーケティングの割合は5:5と言っていた。

大きなサービスを運営している友人に聞いたら、開発：マーケティングは2:8くらいがちょうどよいと言っていた。

人によって割合は違うが、開発以上にマーケティングに時間をかけないとプロダクトは成功しないと思う。

📱最適な集客チャネルはプロダクトごとに違う

さて、マーケティングの重要性に気付いて成功をおさめている開発者たちだが、もちろん全員同じアプローチを取っているわけではない。

最適なユーザー集客チャネルはプロダクトごとに違うのだ。

大きく分けて、開発者向けのプロダクトなのか・一般人向けのプロダクトなのか、というところで集客チャネルは異なってくる。

開発者向けのプロダクトなのであればTwitterやLinkedinを使っている人が多い。

というプロダクトでまさに開発者向けのツールキット。

彼は、プロダクトを開発する過程をTwitterにシェアしてTwitter上で大きな影響力を得た。

そしてフォロワーをターゲットにしたプロダクトをローンチして大成功をおさめている。

デーモン氏もTwitterで影響力を獲得し、それと同時にユーザーの声を集めて自分のLPに掲載する「

」というプロダクトをローンチして成功をおさめている。

一番成功をおさめやすいのがこのパターンだと思う。

ちなみに僕自身今年の1月から海外のTwitterとMediumに力を入れてTwitterで1200フォロワー、Mediumで1800フォロワーを超えるまでに成長してきた。

そしてそのフォロワーに対して「

」というプロダクトをローンチしてちゃんと収益あげることに成功した。

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さて、それでは一般的なプロダクトの場合はどのような集客手段が考えられるだろう？

たとえばDesmond氏は習慣付けアプリの集客にInsagramのリールを効果的に使っている。

ディビット氏は、AIライティングツールの集客にTiktokを効果的に使っている。ターゲットが大学の課題をAIにやらせたい学生だったのでTiktokとの相性が非常によかったのだろう。

また、ロゴ生成AIなどの開発を手掛けるPing氏はSEOを使って集客している。

こればっかりはプロダクトによって全然違う。

自分のターゲットがどこにいるのかを明確にした上で可能性のありそうなチャネルはとりあえず片っ端から試してみるべきだと思う。

ちなみに基本的に、顧客になりうるオーディエンスを集めてからプロダクトをローンチしたり、綿密に集客を設計してプロダクトローンチするべきであるが、例外もある。

AIやWeb3などの動きが早いトレンド領域だ。

もちろんマーケティングに時間を割くに越したことはないが、AIやWeb3の領域はマーケティングなんて考えずにとりあえず早く動いてローンチしたやつが勝ってる例もあるので注意。

例えば、ChatGPTのChrome拡張機能を開発したサイード氏は、ChatGPTが登場して数日でプロダクトをローンチしている。

マーケティングもマネタイズも何も考えず、とにかく早く動いて先行者優位を獲得した。

また、ドーソン氏はNFTが世界的に異常な盛り上がりを見せ始めた時にたった5時間でプロダクトをローンチし年間100万ドルものプロダクトに成長させている。

彼も事前にマーケティングをじっくり考えていたわけではない。

もしAIやWeb3やその他の最新のテクノロジー領域でプロダクトを作るのであれば、マーケティングよりもどれだけ早くプロダクトを作るかが大事になってくる。

👨顧客の声を徹底的に聞くこと

集客の重要性について語ってきたが、顧客に刺さるプロダクトをローンチするためには、顧客の声を徹底的に聞くことが大事である。

ほとんどの開発者がこれを強調している。

プロダクトをローンチする前に潜在ユーザーに徹底的にヒアリングするのもそうだし、ローンチ後の改善に利用ユーザーにフィードバックをもらうのもそうだ。

継続的に顧客の声を聞き続けることでプロダクトはスケールしていく。

はプロダクトがスケールして現在8人のスタッフを抱えてサービス運営をまわしているらしいのだが、そんな今でも必ず顧客からのメールのチェックは全部自分で目を通すらしい。

顧客の声を聞くことはサービス改善において非常に大事だから、今でも続けているという。

また、サイモン氏はプロダクトローンチする際に徹底的に顧客の声を聞いている。

彼は自分のフォロワーに向けて検証プロダクト専用の少人数グループを作り、彼らに対して課題をヒアリングしながら自分のプロダクトの検証をおこなっていった。

そして、彼らが欲しい機能をプロダクトに盛り込んでいった。

そして彼らにはプロダクトのライフタイムアクセスを無料で提供して初期ユーザーを獲得するのだ。

これが彼がプロダクトをグロースさせる上で必ずおこなっていること。

とにかく顧客の声を聞くことはプロダクト開発において非常に重要。

オーディエンスを集めて、そのオーディエンスに対してヒアリングしてそれをプロダクトに落とし込むことが出来れば成功は近い。