💰️ローンチから2年経たずに年600億円の売上を立ててしまった41歳の男Matthew氏は天才か詐欺師か!?

ここ最近話題になってる男がいる。彼の名は「Matthew Gallagher」。AIを使ってほぼ1人で年600億円もの帝国を作り上げてしまった。彼は天才なのか?それとも詐欺師なのか?物議を醸す彼のストーリーに切り込む
user
ウマたん
2026/04/13

こんにちは、ウマたんです。

このAI時代にプロダクト作ってめちゃくちゃ稼いでる海外の天才にフォーカスする、このニュースレター。

今回紹介するのは「Matthew Gallagher」氏!

P8DTqYCH_400x400.jpg.webp

結構Xで話題になってるので、知ってる人も多いと思う。

「ニューヨーク・タイムズ」が報じたことで、世界中で話題になった男。

2024年9月にたった1人でAIを駆使して作り始めたサービスの売上が年4億100万ドル(600億円)を超えてしまった。

そして2026年は、18億ドル(約2700億円)の売上を目指して爆走中だという。

この間に、彼が雇った人間はたった1人(実の弟)。実質1人でこの帝国を作り上げてしまったのだ。

もはや、1人ユニコーン(時価総額1000億円)どころの騒ぎではない。売上にして1000億円を優に超えそうなサービスが生まれつつあるのだ。

サム・アルトマンが2024年に「近い将来、AIを活用した1人ユニコーン企業が生まれるだろう」と予言していたが、それがほぼ現実のモノとなった。

しかし、そんな彼の偉業を称える声がある一方で彼のエグいマーケティング方法が世界中で多くの波紋を呼んでいる。

彼はAIを徹底的に駆使してグレーなマーケティングを繰り広げて、ここまでサービスを成長させてきたのだ。

今回は、そんな彼について徹底的にリサーチしてまとめた。

彼がどんなバックグラウンドを持ち、どのようにしてこの偉業を成し遂げたのか?そして、これはそもそも偉業と呼ぶべきなのか?大規模な詐欺と呼ぶべきなのか?

徹底的に見ていく。

彼のやったことが良いか悪いかは一旦置いておいて、このように1人や数人で今まででは到底考えられないような売上をあげるサービス・プロダクトが増えていくことだろう。

そんな時代に生きる僕らは、彼のやってきたことをしっかり学んで自分たちの活動に活かしていくべきだと思ってる。

それでは見ていこう!

購読中

※このニュースレターに無料購読いただくと海外の成功事例をまとめたスプレッドシートが届きます!

プロダクトリスト.jpg.webp

🏚️ モーテルを転々とした幼少期

では、彼のストーリーを幼少期まで遡って見ていこう!

Matthew氏は、いわゆる「恵まれた家庭に生まれたエリート起業家」ではない。父は障害を抱え、両親は薬物依存の問題を抱えていた。

家族は安定した住居を持てず、モーテルを転々とする日々。家賃が払えなくなれば、次のモーテルへ。どん底の家庭環境だった。

しかし、そんな家族のために何が何でもお金を稼がなくてはいけない環境が、彼を起業家への道に導いた。

まず5歳のとき、フロリダのトレーラーパークで「きれいな石」を牛乳箱に詰めて、1個10セントで近所のドアを一軒一軒回って売り歩いた。

そして小学生にあがると、スクールバスで折り紙で作ったモノを同級生に売って小銭を稼いでいたという。

そういえば、以前紹介した天才アプリ起業家の「Brake氏」も同じく、幼少期にキャンディを学校で売って稼いでいたという👇️

やはり若くして大金を稼ぐ人は、小さい頃から自分の手で稼ぐという経験をしている。

このように小さい頃から自分の手で稼ぐ経験をしてる人は強い。

自分もそれほどではないが、学生時代にブログを更新して自分の力で稼ぐ経験をしてそれが起業家としての人生に繋がっていることは間違いない。

出来るだけ早く自分の力で稼いでみる経験は大事。

👨‍🎓ハーバード→VC→起業

こうして貧困な環境で四苦八苦してきた彼は、将来の成功を手に入れるため必死で勉強した。

こうして見事ハーバード大学に入学、卒業後はVCを経て起業という華やかしいルートをたどることになる。

しかし、起業して会社を大きくする中で壁にぶち当たることになる。

それは彼が2016年に立ち上げた時計のサブスクサービス「Watch Gang」拡大中に起きた。

「Watch Gang」は、時計好きな彼が「毎月ランダムで時計が届くサブスクがあったら面白くね?」というアイデアを形にしたモノ。

2016年にサービスを開始すると一気に火が付き成長。サービス開始の2ヶ月目には1,300個の時計を発送するペースだったという。

3ヶ月目には5,000個。2016年12月には数十万ドルの売上を達成。

そして2017年には1100万ドル(約16億円)の売上を記録したという。

めちゃくちゃエグい成長速度。しかし、この急成長には落とし穴があった。

Watch Gangは成長とともに社員を増やし続け、最終的には60人以上のチームになった。

組織はどんどん「縦割り」になっていった。

マーケティング部門、エンジニアリング部門、カスタマーサービス部門、倉庫部門、それぞれに予算が必要で、それぞれに管理コストが発生する。

ミーティングが増え、意思決定が遅くなる。

「誰がどの費用に責任を持つのか」が曖昧になっていく。

こうして、売上は増えているのに手元に残るお金は少ないという悪夢のようなサイクルがはじまる。

売上は伸びているのに、利益が出ない。人件費・オフィス代・管理コストが膨れ上がり、大きな収益を上げながらも黒字化できなかった。

「社員が増えるほどコストが上がり、意思決定が遅くなる」

これが彼が、「Watch Gang」で学んだ最大の教訓だった。

彼はのちにこう語っている。

「Watch Gangでは60人を雇ったが、一度も黒字にならなかった。人を増やせば増やすほど、会社は重くなっていった」

この経験が、大ヒットサービスを立ち上げる際の「絶対に社員を増やさない」という教訓につながっていく。

💊 「GLP-1」という市場に目をつけた男

Watch Gangを経て、次のビジネスを模索していたMatthew氏が目をつけたのが「GLP-1薬」市場だ。

GLP-1とは、食欲と血糖値を調整する体内ホルモン。これを模倣した薬は近年、肥満治療薬として爆発的に普及し、アメリカでは空前絶後のブームになっていた。

特に2024年以降、GLP-1薬の需要は急増。薬は常に品薄で価格も高く、「もっと手軽にGLP-1薬にアクセスしたい」という声が山ほどあった。

そんな需要にあわせて、オンライン診療でジェネリック版のGLP-1薬を処方・配送するサービスが急増。

その市場を"Hims & Hers"や"Noom"などの既存プレーヤーが取りに行っていたが、まだまだ参入余地はあった。

Matthew氏はこの市場を見て、こう思った。

「需要は爆発的にある。処方や医師ネットワークは外注できる。あとは圧倒的なマーケティングと最高の顧客体験を作れば勝てる」

Watch Gangで「人を増やすと失敗する」と学んだ彼は、最初から「AIと外注で全てを賄う」という設計で動き始めたのだ。

ちなみに、以前このニュースレターで紹介したBrock氏もこの「GLP-1」をテーマにしたアプリ「Vivy: GLP 1 Tracker」を作り、爆発的に伸ばしてる👇️

日本だとあまり馴染みがないが、アメリカだと爆発的に伸びてる市場のようだ。

👨‍💻AIを使い倒して2か月でサービスを構築

さて、この急成長してるGLP-1市場にチャンスを見出したMatthew氏は、この市場に挑戦するサービスを立ち上げ始める。

もちろんスタッフはゼロ。人は増やさない。これが彼が「Watch Gang」で学んだ教訓。

そして、AIを徹底的に使い倒す。使ったAIツールは12個以上。

例えば以下のように使い分けたという。

  • ChatGPT / Claude / Grok:コードの生成・サイトのコピーライティング・AIエージェントの構築
  • Midjourney / Runway:広告用の画像・動画の生成
  • ElevenLabs:音声によるカスタマーサービス

そして、医療行為が絡む部分(これが最大のボトルネックになりがちな部分)は、外注した。

医師ネットワーク・処方コンプライアンスなどは「CareValidate」という既存サービスへ。

配送管理・患者管理は「OpenLoop Health」という既存サービスへ。

彼が構築したのは、ブランディング、ウェブサイト、広告運用、決済フロー、そして顧客との関係性のみ。

つまり、「稼ぐ部分(マーケ・顧客体験)だけ自分で運営し、法律リスクが高い部分(医療)や重い部分(配送)は丸ごと外注した」というわけだ。

これはめちゃくちゃ賢い設計だと思う。

医薬品や金融など規制業界に参入するには「コンプライアンス地獄」が待っている。でも今の時代、それを丸ごとAPIで提供してくれるサービスが存在する。その上に乗っかって、「稼ぐ部分だけ」を高速実装する。

こうして誕生したのが、「MEDVi」というサービスだ。

Med.jpg.webp

📈 立ち上げから1年で年600億円規模へ

さて、その後この「MEDVi」はどう成長したのか。

立ち上げ初月から300人の顧客を獲得。そして翌月は1300人の顧客を獲得。

最初からロケットスタートを切ったこのサービスは、2025年で以下の実績を記録。

  • 顧客数:25万人
  • 売上:4億100万ドル(約600億円)

そして2026年の売上予測は、18億ドル(約2700億円)にのぼるという。

エグすぎる。

ただ、このサービスはモノを届けるサービスなので売上が高く見えていることに注意が必要。これまでこのニュースレターで紹介してきた「純粋なソフトウェアサービス」とは利益構造は違う。

とはいえ、純利益率16.2%(純利益にして約100億円)とかなり高い。ちなみに競合の「Hims & Hers」の純利益率は数%台。MEDViの16.2%という数字は、既存プレーヤーと比べても圧倒的に高いのだ。

Matthew氏は実質1人で(弟のElliot氏と一緒に)、これだけの数字を叩き出してしまった。

ニューヨーク・タイムズも報道し、「AIが1人ユニコーンを可能にした」と世界中で話題になっている。

しかし、その一方で彼がおこなったエグいマーケティングが物議を醸している。

  • AIで量産された広告
  • AI加工されたビフォーアフター
  • 実在するように見える架空の“医師”キャラクター

ここからは、実際にそんな彼のマーケティングを徹底解剖して、エグいマーケティングの実態を見ていく。

僕が実際にサービス、LP、導線、マーケティング手法まで調べた上で

  • MEDViは何をやってここまで急成長したのか?
  • どんなエグいマーケティング手法が物議を醸しているのか?

を、かなり踏み込んで解説する。

単なる成功談ではない。AI時代のビジネスの勝ち方と危うさが、両方いっぺんに見えるケーススタディ。

これを読めば、これからの時代に「人を雇わずに、どう大きな市場を取りにいくか」の解像度がかなり上がるはず。実際に今回、彼の事例をリサーチをして僕自身めちゃくちゃ参考になった。

では具体的に見ていこう。

ここから先は有料コンテンツです
この続き:7,080文字 / 画像9枚
有料購読を開始する
¥980 / 月 (税込み)
課金プランを選択
購読を開始すると有料記事が閲覧できるようになります。バックナンバーは別途購入が必要です。
今月の記事

4,400人以上の方達が購読中

いつでも購読解除可能です