🤟19歳が自分のアプリを出したら、ローンチ2ヶ月で月3000万円まで爆伸びした話
こんにちは、ウマたんです。
このAI時代にめちゃくちゃ稼いでる海外開発者にフォーカスするこのニュースレター。
今回紹介するのは「Jared Huseby」氏!
最近色んな売れてるアプリを分析していて、えぇ、これ何!?ってなったのが「Ziggy」という手話アプリ。
アメリカ手話(ASL)を、Duolingoみたいにゲーム感覚で学べるアプリ。
2026年7月21日にリリースされたばかりなのに、Sensor Towerの推定ではなんと9月の収益が20万ドル(約3000万円)を突破。
そして、このアプリを作ったのが19歳のTikToker、Jared Huseby氏。
TikTokのフォロワーは約100万人。
集客はほぼ全部、Jared氏本人のアカウントから来ている。
実は彼は、ほんの数ヶ月前まで「他社の」手話アプリを宣伝していた。
2026年2月にリリースされた「Anna」という手話アプリだ。
毎日のように、動画の最後で「手話を学ぶならAnnaがおすすめ!」と言っていた。
Annaはリリースから30日足らずで5万ダウンロードを突破し、5月には累計25万ダウンロード。
このAnnaの伸びで手話アプリのニーズに気付いたJared氏は、自分で作った方が良いじゃん!とローンチしたのが、「Ziggy」なのだ!
影響力 is King!な時代過ぎる。
ただここで、彼がアプリを伸ばせたのは影響力があっただけでしょ、で終わってしまっては元も子もない。
今回は彼のTikTok動画1400本を分析して
- どのようにゼロからアカウントを伸ばしていったのか?
- どのような動画が伸びるのか?
- どのようにアプリに繋げていけば良いのか?
について徹底的に分析する。
彼はXもやってないし、ノウハウを語ったインタビュー記事もない。
なので、TikTokに残っている1400本以上の投稿を全部洗い出して、動画の字幕やコメント欄まで読み込んでまとめてみた!
ぜひ最後まで見ていって欲しい!
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🤟 ろう者の両親のもとで育った「CODA」の19歳
Jared氏のTikTokのプロフィールには、こう書いてある。
「19 | CODA」
CODAは「Children of Deaf Adults」の略で、耳の聞こえない親のもとで育った、聞こえる子どものこと。
CODAについて、アカデミー賞を取った映画「コーダ あいのうた」で知った人も多いと思う。僕も見たけど、めちゃくちゃ良い映画だった。
彼の両親はろう者(耳の聞こえない人)で、彼は小さい頃から手話(ASL)と英語の両方の中で育ってきた。
本人がTikTokでこう話している👇️
「『君ってろう者なの?』ってコメントがよく来るんだけど、それって褒め言葉だと思ってる。僕はCODA。でも自分が人と違うと思ったことはなくて、ただその文化の中で育っただけ」
ちなみにASLの動画を始める前の彼のTikTokは、バスケの動画などをたまに上げるだけで、再生数は2万回前後。
本当にどこにでもいる10代のアカウントだった。
🎵 手話で歌い始めて6日で750万回再生
転機は2025年3月22日。
流行りの曲を手話で表現する動画を投稿した。再生数は4.2万回。
そこから毎日のように手話で歌う動画を投稿し始めると、大バズを経験。
以下の動画がなんと750万回も再生されてる👇️
同じ日に投稿した別の曲の動画も270万回、130万回と回りまくっている。
というか1日に何本も上げてるのがスゴイ。
翌月は106本を投稿して、合計5780万回再生。
5月には、恋愛マッチングアプリ「Duet」のコラボ動画がなんと8420万回再生。
始めて2ヶ月でこれ。いやぁー、エグい。ただ、これはTikTokのボーナスタイムも関係してる気がする。
体感値だが、TikTokは投稿開始して3ヶ月ほどが伸びやすい。
僕自身も2025年の1月から、彼女と一緒に日本語を教えるTikTokを始めて、2週間でフォロワーが1万人を超えた。
TikTokには、新しく伸び始めたアカウントをどんどん推してくれる初期のボーナスタイムがあると感じている👇️
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📉 失速から再始動!他社の手話アプリ「Anna」を宣伝
さて、案の定、この勢いはずっとは続かなかった。
2025年6月から再生数は落ち始めて、10月は23本で合計260万回、12月は18本で合計70万回しか回らなくなった。
4月の5780万回と比べると、80分の1以下・・・。
再生回数が落ちたことでモチベーションが下がり投稿頻度も落ちていたが、2026年1月、彼は改めて投稿ペースを一気に上げて戦略的に再生を取りに行く。
1月64本、2月106本、3月106本。2月以降は1日3〜4本ペース。
そして2月12日、フランスの会社が出している手話アプリ「Anna」がリリースされる。
そのたった3日後の2月15日には、もうJared氏の動画にAnnaが登場している👇️
「これからASLを始める人も、ペラペラになりたい人も、Annaってアプリがおすすめ。ASLを学ぶのに必要なものが全部揃ってるよ」
ここから、彼の手話を教える動画の最後には、ほぼ毎回この一言が入るようになる。
さらにこの頃、新しい型の動画が生まれる。
彼女のRylieさんに手話を教える動画だ👇️
最初は16万回くらいだったのが、5月には「Rylieの手話の上達をテストする」動画が550万回👇️
彼女がサプライズで手話でメッセージを伝える動画は800万回👇️
そして、どちらの動画も最後は「手話を学びたいならAnnaがおすすめ」で終わってる。
Annaは、リリースから30日足らずで5万ダウンロード、90日以内に10万、5月には累計25万ダウンロードを達成している。
もちろんJared氏だけの力ではないと思うが、タイミングを見るとかなり貢献していたのは間違いなさそう。
🚀とうとう自分の手話アプリ「Ziggy」をローンチ
僕が確認した範囲では、5月下旬の動画を最後に、Annaの名前は彼の動画から消える。
そして、7月21日、とうとうZiggyがリリースされるのだ!
翌7月22日に投稿されたのが、今もプロフィールに固定されているこの14秒の動画👇️
「自分のASLアプリをローンチしました。認定手話通訳者が教えてて、僕の母さんもアプリに出てる。App Storeで『Ziggy ASL』って検索して、試してみて。Love y'all」
120万回再生、いいね7.5万、保存1.2万。
そして、Ziggyはリリースから30日以内に2.5万ダウンロードを突破。
8月、Jared氏は123本の動画を投稿(1日約4本!)、合計7400万回再生。
そして9月の収益は推定20万ドル。フォロワーは2ヶ月で約28万人増えて、約100万人になった。
🧭 Ziggyとはどんなアプリ?オンボーディングとペイウォール
さて、ここで「Ziggy」がどんなアプリか簡単に触れておきたいと思う。
Ziggyのオンボーディングは全部で32画面。Onbo Hubに格納しているので是非見てみて欲しい👇️
オンボーディングで特徴的なのは以下👇️
- 最初に「誰と手話で話したい?」(親、兄弟、パートナーなど)を聞いて、その人の名前まで入力させる
「誰と話したいか+その人の名前」を聞くのは、マジで上手いなと思った。
手話を学ぶ人の多くは、「ろう者の家族や友達と話したい」という具体的な相手がいる。
Jared氏自身が、ろう者のお母さんと話して育ったCODAなので、この気持ちを誰よりも分かってるはず。
この質問があるだけでアプリの利用意欲が増すはず。
- オンボーディングの中で最初のレッスンを実際に受けられる。
彼自身もオンボーディングのレッスンに登場する👇️
オンボーディングで成功体験を提供するのは、これまた大事。
さて価格は年間49.99ドル(約7500円)、週額7.99ドル(約1200円)。
競合のAnnaは年間89.99ドル、Lingvanoは課金アイテムが17.99〜119.99ドルなので、年額で比べるとZiggyはかなり安め。
しかし、無料プランはない。いわゆるハードペイウォール。
これにはめちゃくちゃ批判が来ている。App Storeのレビューにも「無料の選択肢がないから削除する」という星1が付いている。しかし、こういう批判はどんなアプリにも付きもの。
僕のOnigiri Ankiも、最初は無料で使えるようにしていたが、最終的にハードペイウォールに落ち着いた。
やはり僕のアプリも「無料で使えない」という星1レビューをもらうことがある。しかし、それ以上にちゃんと使ってくれてるユーザーから良いレビューをもらえば大丈夫。
実際、Ziggyは5000件以上の評価が入っていて平均評価は4.8となっている。
また、語学や習慣系のアプリは、お金をちゃんと払うことで本気度や継続度が高まる。だからこそハードペイウォールにして、ちゃんと継続してもらうってのはユーザーのためにもなるのだ!
さて、ここまでザッと彼のアカウントやアプリをローンチするまでの流れを見てきたが、これだけ見るとただ手話のインフルエンサーがアプリをローンチして影響力を使って伸びた話にしか見えない。
しかし、肝心なのはそもそもフォロワーを0の状態からどのように伸ばしたのか?そして、アプリへの導線設計。
僕自身アプリ用にソーシャルメディアを運用していてフォロワーは結構いるが、それでもアプリの成長に繋げるのは思いのほか難しい。
だからこそ、今回の事例はマジで参考になった。
ということでこれ以降のパートでは、1400本の投稿を実際に集計分析して見えてきた彼の勝ちパターンをまとめた!!!具体的には以下!
- 1400本を月別に集計して分かった「投稿数と再生数」の関係
- 毎日アプリを宣伝しても再生数がむしろ伸びていた!?
- 伸びる動画の「4つのフォーマット」と、それぞれの役割(リーチ用・信頼用・ダウンロード用)
- 保存率が約7倍違う動画
- 自分のアカウント以外で、他のクリエイターにも宣伝してもらった9万いいねの動画
TikTokやInstagramでアプリを伸ばしたい人には、マジで参考になると思う!
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