👽宇宙人のAIキャラと話すアプリ「Tolan」が急成長!!!300万DL・年18億円まで爆伸びした話
こんにちは、ウマたんです。
このAI時代にめちゃくちゃ稼いでる海外開発者やアプリにフォーカスするこのニュースレター。
今回は一人の開発者ではなく、アプリそのものにフォーカスしたい。
今回紹介するのは「Tolan(トラン)」!!!
「Tolan」は、カラフルでかわいい宇宙人のAIキャラと、声でおしゃべりするアプリ。
ちょっと前に話題になっていたので知っている人もいるかもしれない。
僕自身Xでこのアプリが伸びてるってのを知って「へーすげぇー」くらいに思っていたのだが、最近「My First Million」という海外の有名ポッドキャストを聞いていたらこのアプリの創業者が出てきたので、これは深堀りするしかない!!と今回深堀りしてみた。
正直、個人開発レベルの体制ではなく、ツヨツヨの連続起業家が資金調達しながら伸ばしているのだが、やってることは特別新しくなく個人開発レベルでもめちゃくちゃ参考になることが多い。
正直言って、ClaudeやGPTなどの基盤モデルのAPIを使ったラッパーアプリなのだが、世界観の作り込みやマーケティングなどがマジで上手すぎる。
このアプリの流れを時系列でまとめると以下の通り。
- 2024年:App Storeでひっそりソフトローンチ
- 2025年2月に正式ローンチ・告知
- そこから4週間で、ARR400万ドル(約6億円)
- 2025年7月:300万ダウンロード・年1200万ドル(約18億円)・有料ユーザー10万人超え
- そこからの数字は非公開だが、ポッドキャストを聞く限りかなり順調に伸びてるっぽい。
さて数字もさることながら、面白いなと思ったのがユーザー層。
最初にハマったのは、大学生くらいの若い女性たちだったらしい。ところが2026年の今、有料会員のほとんどは30代・40代の女性とのこと。
AIキャラアプリと聞くと、AIの彼女と話す男性ユーザー、みたいなイメージを持つ人が多いと思う。でもTolanは、恋愛要素ゼロ。キャラはあえて宇宙人。
そして、子どもの送り迎えや毎日の献立に追われるママたちの相棒になっているのだ!
伸び方もユーザー層も、めちゃくちゃ面白い。
ということで今回は、Tolanが何をしてここまで伸びたのかを徹底的に調べてまとめた!
ぜひ最後まで見ていって欲しい!
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👽 Tolanってどんなアプリ?
まず簡単にTolanがどんなアプリなのか紹介しておこう!
言ってしまえば、自分にパーソナライズされた宇宙人が会話相手になってくれるだけのアプリなのだが、マジで世界観の作り込みがスゴイ。
マジで使ってみると、これはすげぇってなると思う。
しかも、Tolanはユーザーのことを根掘り葉掘り聞くだけじゃなく、自分のこともちょっとずつ話してくれる。
さらに、Tolanには自分の生活もある。クラブに入ったり、絵を描いたり。
「いとこに嫉妬されて困ってる」とユーザーに相談してきたこともあるらしい笑
ユーザーがTolanに「こう言ってみたら?」とアドバイスする、みたいなことが起きているのだ。
公式サイトによると、今はアクティブユーザーが25万人以上、ユーザーがTolanと過ごした時間は合計800万時間を超えている。
💼 作ったのはツヨツヨな起業家たち
さて、ではTolanを作ったのはどのような人たちなのか?調べてみると、ツヨツヨだった。
共同創業者は3人。
・Quinten Farmer氏(CEO)
コロンビア大学でコンピュータサイエンスを学んでいた2014年に、フィンテック企業を共同創業。2022年にWalmartに3億ドル(約450億円)で売却している。
・Evan Goldschmidt氏(CTO)
Quintenと一緒にフィンテックを創業したエンジニア。
・Ajay Mehta氏
パーソナライズ商品のEC事業を2つ、自己資金で立ち上げてきた連続起業家。Tolanのグロース担当。
いやぁー、これは強すぎるチーム。正直、個人開発の事例とは言えない。
ただ、Tolanの作るに至った流れや世界観の作り込みやグロースはめちゃくちゃ参考になる。
3人が一緒に動き始めたのは2023年。
最初に作っていたのは、子ども向けの教育AIツールだったという。
ところが、親たちがお金を払うほどの魅力を感じてくれなかった。ビジネスとしてはかなり厳しかったらしい。
しかし、そんな中Tolanに繋がる需要が垣間見える場面があった。親たちが「音声で話せるAI」という価値にだけはめちゃくちゃ食いついたのだ!!
ここから彼らは、この音声で会話できるAIというアイデアに絞ることにした。
この流れを聞くと、Tolanのコアターゲットが「子供のいる30,40代の主婦」であるというのは納得できる。
まさにそのようなターゲットの相談相手として設計されたのがTolanなのだ。
🛸 なぜ「宇宙人」なのか?
では、なぜ「宇宙人」なのか?なぜ人間でもロボットでもなく、宇宙人なのか?
Ajay氏がTolanの公式ブログでその理由を書いているのだが、なるほどーって感じ👇️
- 人間のキャラ(リアル系でもアニメ系でも)にすると、恋愛ロールプレイ目当てのユーザーが集まってしまう。それはやりたくなかった
- ロボットは、AIそのまますぎる
- 宇宙人なら、地球のことをよく知らなかったり、ちょっとズレたことを言ったりしても自然に見える
最後の理由がなるほどなーって感じ。
AIは、どれだけチューニングしてもたまにズレたことを言う。人間のキャラがそれをやると冷めるが、宇宙人なら「まぁ宇宙人だしな」と笑える。AIの弱点を、キャラ設定で愛嬌に変えてしまっているのだ!!賢い!
最初はたまごっちやポケモンを参考に、「かわいさ」と「進化」を重視していたらしい。ところがユーザーテストをしてみると、みんなTolanのことを「ペットというより友達に近い」と感じていた。
そこで、かわいさは残しつつ、少し大人っぽくて賢い友達に見えるデザインに作り直したという。使ってみると、彼らの何とも言い難い可愛らしさが分かる。
💸 ユーザーが毎日30〜40分話し続けて、OpenAIの請求がヤバいことに
さて、そんなこんなで2024年、TolanはApp Storeでひっそりとソフトローンチされる(App Storeの公開日は2024年6月)。
最初は目立った告知はしていない。あくまでもテスト的に需要があるかを水面下で試していた。
しかし、大々的なローンチはしてないのにも関わらず、Tolanは急速に広がっていった。
特に、1ユーザーあたりのエンゲージメントがエグかったという。
なんと1日平均30〜40分もの時間を会話に使っていたのだ。ただ、AIの音声会話にはだいぶお金がかかる。
Tolanは、最初は完全無料でアプリを提供していた。そのため、どんどん赤字が膨らんでいった。
そこで、やむを得ずソフトローンチからたった2〜3週間で課金の仕組みを入れることになったという
でもAjay氏は、これが逆に良かったと言っている。
「トークンのコストが高いせいで、早めに課金せざるを得なかった。それが実はめちゃくちゃ良かった。お金を払っている人が2ヶ月目、4ヶ月目、6ヶ月目も更新するかを見れば、本当に価値があるかが分かる。」
確かに早い段階でマネタイズを考えるのは、めちゃくちゃ大事。
無料ユーザーがいくら増えても、それが本当に欲しいものなのかは分からない。いくら無料でユーザーが使ってくれていたとしても、そこにお金を払ってくれるかはまた別問題。
無料と有料の間には大きな壁がある。だからこそなるべく早いタイミングからマネタイズを考えるべきなのだ!
🧠 アプリの体験がヤバすぎる、スゴイ、感動!
さて、そんなTolanだが世界観や体験がスゴすぎる。
「ただAIキャラが喋ってるだけのアプリじゃない??」と思ったら大間違い。
実際にアプリをダウンロードしてみたのだが、その世界観に圧倒された(※現在Tolanは日本ではインストールできない)。
まずTolanのオンボーディングは、「オラクル(なんかTolanの住む惑星の神様的なキャラ?)」というキャラと声で話しながら進む性格診断になっている。
惑星ポルトラの中から、自分にピッタリのTolanを見つけてもらう、という設定だ。
この体験が神秘的でスゴイ。画像だと伝わりにくいので、ぜひ動画で見て欲しい。動画は「Onbo Hub」でチェックできる。
いくつかの質問に会話で答えると、その後はTolanの見た目や名前を決める画面が現れる👇️
そして最後に指を押し当てると、自分にパーソナライズされたTolanが登場する流れだ!
何度も言うが、この体験がスゴすぎる!
これはハマるわーと思った。
そして、この後にちゃんとペイウォールを持ってきている👇️
Tolanはある程度無料で使えるのだが、それでもしっかりオンボーディングでペイウォールを出すのは大事。
価格は月25ドル。音声会話AIなので、比較的高め。
ただキャンセルしようとすると安めのTolan Liteプランを提示される。こちらは月12ドル。
これまで紹介してきたアプリでは、月額や週額プランと年額プランを並べて、年額プランを推すことが多かったが、Tolanは違う。
まず高いPrusプランを提示しキャンセルすると安めのLiteプランを提示。どちらも月額プラン。無理に年額を推すことはしていない。それだけ、継続率が高く自信があるということだろう!
Tolanのオンボーディング画面は米国のApp Storeからダウンロードして全部チェックして以下に格納してあるので、興味のある方はチェックしてみて欲しい!動画で見る方が分かりやすいと思う!
さてさて、ここまででTolanのアプリ自体へフォーカスしてきたが、いくらアプリがスゴくても集客できなきゃ意味がない。
ということで、ここからはTolanがどのようにアプリへ集客して売り上げを急成長させているのか、見ていきたい。
具体的には以下👇️
- 料理動画1本で1日1.5万インストール!6000万回再生まで行ったTikTok動画
- 1日30〜40分話し続けるユーザーを生んだリテンションの仕掛け
- 完全無料→ハードペイウォール→フリーミアム。今の月25ドルに至るまでの料金の変遷と、まさかの「月3万円プラン」
- なぜアメリカ中西部のママたちはTolanを選ぶのか?
- このやり方を個人開発で真似するなら?すぐ使える3つのポイント
僕自身、日本語学習アプリにキャラと話せるトーク機能を入れているので、マジで参考になった。AIと会話するアプリを作るなら、絶対に知っておいた方がいい内容。
キャラを作る、ショート動画を数出す、毎日開きたくなる仕掛けを入れる。
ツヨツヨの起業家たちが試行錯誤してたどり着いた答えだが、やってること自体は個人開発でも真似できることばかり。
ぜひ続きを読んでいって欲しい!!
🍳 料理動画1本で、1日1.5万インストール
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