海外個人開発者にフォーカスするこのニュースレター。

今回紹介するのは「Kelechi Onyeama（ケレチ・オニエアマ）」氏！

貧乏な暮らしから這い上がり、独学でプログラミングを勉強しプロダクトを作って月65kドル（日本円で約1000万円ほど）稼ぐようになった男。

そんな夢みたいな、彼の成功ストーリーにフォーカスして見ていこう！

🇳🇬ナイジェリアの貧困家庭で生まれ育ったが一発逆転を夢見てアプリ開発

彼はナイジェリアの貧困家庭で生まれ育った。

アメリカの大学に行きたかったがそんな学費を払う余裕など家にはない。

そこで自分でアプリを作って稼ぐしかないと思い立ち、Udemyで以下のコースを買って独学でプログラミングを学んだとのこと。

手前味噌だが僕自身Udemy講師をしているので、Udemyを通してこんな風に人生が変わった人の話を聞くのは誇らしい。

ちなみに僕のコースの割引クーポンは以下で公開しているので興味があればぜひ見てみて欲しい。

さてUdemyでプログラミングを学んだ彼は早速プロダクトを作り始める。

最初に作ったのが「Caspade」というアプリ。

これは写真をベースにしたソーシャルメディアアプリで、特定のグループに入った友達同士で写真を共有して楽しむというもの。

写真は1日の終わりに消えてしまう。

コンセプトだけ聞くとInstagramやBeRealを彷彿させるようなアプリになっている。

彼はこのアプリを9ヶ月の開発期間を経てリリース。

しかしユーザーは全く集まらなかった。

アプリの中でもこの手のCtoCのSNSアプリは最難関。ユーザーの集客が圧倒的に課題で、どうやってモメンタムを作れるかが鍵になる。

🇺🇸渡米して様々な学生パーティーに参加してドブ板営業

諦めきれなかった彼は、なんとナイジェリアからアメリカに向かい、多くの学生パーティーに参加し直接アプリを勧めるのだ。

この行動はなかなかそう簡単にできるものではない。素晴らしい執念だ。

しかし結局、彼の必死のドブ板営業努力も実らず、ユーザーを集めることは出来なかった。

ただ、そんな中、1人の熱狂的なユーザーが現れるのだ。

1人の女性がCaspadeをめちゃくちゃ使い、400枚以上の写真をアップロードしていた。

なぜ他のユーザーは全く興味を示さないのに彼女はこれほどまで熱狂的に使ってくれるのか？

彼は彼女にユーザーヒアリングを実施することにする。

そして、ユーザーヒアリング後もアプリ上で何回かテキストでやり取りを繰り返すうちに彼は彼女に恋をしてしまう。

しかし、無念にも彼女からの連絡は途絶えてしまうのだ。

彼は、なぜ返信が来ないのか、友達にアドバイスを求める。

そして、友達のアドバイスから、彼は自分自身のテキストメッセージが、気になってる人に送るメッセージとしてふさわしくないことに気付く。

適切なメッセージを送れるようになりたい！と思った彼は、適切なメッセージを提案してくれるようなアプリを探す。

しかし、プライベートな返信を提案してくれるアプリは見つかったが、ソーシャルメディアなどパブリックな場での返信を提案してくれるアプリは見つからなかった。

じゃあ自分が作るしかない！ということで作ったのが「

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このアプリを使うと、ソーシャルメディア上の誰かの投稿やテキストに対してAIが適切な返信を考えてくれる。

例えば気になる女の子がInstagramでストーリーズをアップロードしていたとする。

そのストーリーズの写真をこのアプリにアップロードして10個のトーンから1つ選択すると適切なテキストをAIが出力してくれるのだ。

🌃ローンチからすぐに課金ユーザーが現れるもモメンタムは続かずホームレスに

さて1つ前に作ったアプリはなかなか上手くユーザーを集めることが出来なかったが、このアプリはどうか？

なんと、ローンチしてからたった2日で1人のユーザーが課金してくれたのだ！

アプリからのはじめての収益に彼は大喜び。彼は自分の成功を確信した。

しかしそんな喜びもつかの間。そこから4週間経っても他に1人として課金してくれるユーザーは現れなかった。

彼は当時親戚の家に居候させてもらっていた。しかし、ちゃんとした仕事につこうとせず日々家にこもっている彼に痺れを切らした親戚は彼を家から追い出してしまう。

家を追い出された彼は行く宛もなくホームレス生活をはじめる。お金もほぼなく家もない。

そんな状態から抜け出すには、なんとか「

すごい！くだらないいい訳している場合じゃないですね

やる奴はドブ板でもなんでもやるってことを目の当たりにしました。いつもいい記事を配信いただいて、ありがとうございます

一見華やかに見えても結局泥臭くやりまくるやつが勝つ世界ですね・・！