インターン全落ち20歳大学生が「身長伸ばしアプリ」を8ヶ月で月2000万円以上まで爆伸びさせた話
こんにちは、ウマたんです。
このAI時代にアプリでめちゃくちゃ稼いでる海外事例を分析する、このニュースレター。
今回紹介するのは「Michael Que」氏!
彼が作ったアプリは「身長を高くするためのアプリ」。
親の身長、今の身長、年齢、思春期の進み具合を入力すると、あなたが将来何センチになるかを予測してくれる。
それに加えて、身長を伸ばすための睡眠・栄養・ストレッチのプランを出してくれる。
そんなので稼げるの!?と思うかもしれない。
だが、このアプリは今、月10万ドル(約1500万円)以上の収益を稼ぎ出している。
ピーク時には、単月14万7787ドル(約2200万円)を叩き出した。
ゼロからそこまで、たった8ヶ月。
そして彼は現在21歳の大学生。アプリをローンチした当時は20歳で、インターンにことごとく落ちまくっていた男である。
今回は、彼がどのようにこのアイデアにたどり着いたのか、このアイデアがなぜ勝てたのか、どうやってここまで伸ばしたのかを、徹底的に見ていく。
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💼 就活で全落ち。「面接官に人生を決められる」ことへの怒り
Michael氏はニューヨーク大学で金融を学んでいた。同級生たちは投資銀行やPEファンドのインターンを狙って必死に動く。彼も例外ではなかった。
だが、彼はインターンに落ち続けた。
本人がXでこう振り返っている👇️
To those who've faced many job rejections. Stop letting a handful of "recruiters" or drones working at companies decide the fate of your hard work.
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@michaelque22
What I love about consumer apps is that millions of consumers decide your fate instead of an interviewer who didn't like the way…— Michael Que (@michaelque22) September 9, 2025
「本気で就職したかった時期、僕はどんなクソみたいな会社からもオファーをもらえなかった。それが今は、逆にオファーを断らなきゃいけない立場になってる」
そしてこう続ける。
「何度も不採用を食らってきた人へ。一握りのリクルーターや会社で働いてるだけの人間に、自分が積み上げてきたものの価値を決めさせるな。僕がコンシューマーアプリを愛してるのは、面接官が自分の話し方を気に入るかどうかじゃなく、何百万人もの消費者が自分の運命を決めてくれるからだ」
そう、彼は何度も金融系の会社に断られ絶望の中、アプリ開発に全ベットし大きな成功を手にしたのだ。
彼がインターンを諦めてアプリ開発に全ベットしたのは、2025年の夏のこと。
🔎 アイデアの発見場所は「acquire.com」という売買マーケットプレイス
さて、アプリに全ベットすることに決めた彼はどうやって「身長アプリ」というアイデアにたどり着いたのか。
実は、彼はこのアイデアをゼロから思いついたわけではない。
彼がアイデアを見つけるために使ったのが「acquire.com」。オンラインビジネスの売買マーケットプレイスだ。ここでは個人開発者が作ったSaaSやアプリが日々売りに出されている。
そこで彼は、身長予測アプリが約2万ドル(約300万円)で出品されているのを見つけた。
acquire.comに出品されているということは、少なくとも需要があるという証拠。
ゼロからアイデアを絞り出すよりも、すでに検証済みのアイデアを探しに行く方が圧倒的に速い。
そして彼には、もう一つこのアイデアにベットする根拠があった。
13歳の頃、彼自身が背が低いことに悩んで、Googleで「身長予測」などと検索した経験があったのだ。
自分の原体験から作られるプロダクトは強い。少なくとも自分が顧客になり得るし、ユーザーの痛みの解像度も上がりやすい。
原体験にこだわりすぎるのは、自分の主観的なバイアスがかかりすぎて良くないという意見もあるが、少なくとも個人開発においては原体験から始まるプロダクトはかなり筋が良いと思っている。
彼の場合は、市場の需要と原体験を2つクリアしているので、かなり強い。
📱 TikTokのコメント欄は世界最強の「需要センサー」
そして、さらに決定打になったのはTikTokのコメント欄だった。
彼がTikTokをスクロールしていると、身長系動画のコメント欄で、10代の子たちがこんなことを書き込みまくっていた。
「14歳男、今168cm。父180cm、母162cm。どこまで伸びる?」
これを見たMichael氏は、アプリの需要を確信した。
多くのティーンエイジャーが、自分の身長がどのくらいまで伸びるか、どのようにしたら身長を高くできるか、を気にしていたのだ。
確かに僕自身、中学生や高校生の時を振り返ってみると、身長がどのくらいまで伸びるのかかなり気になっていた気がする。
そして、当時適切な行動をすればもう少し身長を伸ばすことが出来た気もする。確かに多くの若い子達に刺さるかも・・・って思った。
これで3つの要因が揃った。
- 既に需要が検証されている市場
- 自分が課題に感じたことがある領域
- TikTokでバズるポテンシャル
この3つが揃っていれば、成功確度はかなり高いと思う。
🙋身長を高くするためのアプリ「GoTall」をローンチ
こうして、ローンチしたのが「GoTall」という「身長を高くするためのアプリ」
自分の親の身長や体の変化などを入力すると、将来の身長を予測してくれて、なるべく身長を高くするような運動や食事のサポートをしてくれるアプリだ。
「痩せたい」という需要があることは自明だが、大人になってしまうと「身長を高くしたい」という需要が育ち盛りの子供にあることに気付かない。
しかし、子供にとっては「痩せたい」よりも「身長をなるべく高くしたい」という需要の方が大きいはず。
その需要をしっかり捉えて大ヒットしたのだ。若い子だからこそ気付けるアイデア。若い子だからこそベットできるアイデア。
さて、毎度のことだが、このアプリのオンボーディングはめちゃくちゃ長い。ダウンロードしてからペイウォールまで47画面もあった。
このアプリでは、身長を予測するために色んな項目を質問する。
現在の身長、足のサイズ、親の身長、スポーツ、筋トレの頻度、などなどこんなことも聞くの?!という質問を聞かれる。
どれも身長を正確に予測するためには非常に重要な質問。
ユーザーとしても、質問が多いほど「このアプリは真剣に分析してくれている」という信頼が生まれる。そして、ここまで時間を投資したのだから結果を見たい、というサンクコストも働く。
結果、ペイウォール到達率は91%。
これは正直めちゃくちゃ高い。
そして、最終的に身長予測結果が見たければ課金が必要な設計になっている👇️
こりゃあCVするよな、という設計。
ちなみにペイウォールはキャンセルすることができて、キャンセルすると一部フリーミアムで使えるような設計になっている。
ただ、肝心の身長予測結果を見たいなら、やはり課金が必要👇️
ちなみに身長予測の面白いところは、予測が一度で終わらないところ。
ユーザーが睡眠・食事・ストレッチを記録するたびに予測値が更新される。
つまり「一度見て終わり」の客寄せ機能ではなく、継続利用の理由が組み込まれている。
「GoTall」のオンボーディングはめちゃくちゃ参考になるので、ぜひチェックして欲しい。
もちろん「GoTall」に関しては、僕が運営している「Onbo Hub」に登録済み。以下から全画面をチェックできる。
🚀 ローンチから2日で初CV
さて、実際にローンチして結果はどうだったか?
なんとローンチ2日で初CVを獲得。
そこまでダウンロードはされていない状態でお金を払ってくれるユーザーが現れたことで、彼の自信は確信に変わった。
0CVと1CVは全く違う。例え、1CVだったとしても、そこにお金を払ってくれるユーザーがいるなら間違いなく需要があるサイン。
そこからは、オンボーディングやプロダクトの改善をしつつ、集客をブーストしていけば良い。
ということで、彼はTikTokに1日10投稿をしていく。エグい。
マジで成果を出している人は、行動量が桁違い。
TikTokで数投稿して成果が出ない・・・と嘆いていては話にならない。
このニュースレターで紹介してきた成功者は、少なくとも1日1投稿。多い人で1日10投稿以上している。
📉 2.5週間で167ドルしか稼げず、ほぼ諦めかけていた
さて、ここまで読むと、このまま順調に伸びたのかなと思うかもしれないが、現実は全然そんな甘い話じゃなかった。
ローンチから2.5週間で、500ダウンロードで167ドル👇️
GoTall has over 500 downloads after 2.5 weeks, and its revenue is $167.
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@michaelque22
We've been getting almost everything from organic content. It's been difficult to even get an influencer deal done, and our paid ads yield clicks but very few downloads.
Would appreciate guidance from…pic.twitter.com/Et1k6TJFcl— Michael Que (@michaelque22) July 12, 2025
もちろん、これでも十分スゴイのだが、これまでこのニュースレターで紹介してきた成功事例に比べると勢いに欠ける。
実際、彼自身、めちゃくちゃ頑張っているのになかなか伸びない現状を受けて、半ばあきらめかけていたという。
この時点では、後に月2000万円を超えるプロダクトになるなんて、誰も想像できなかったはずだ。
しかしそんな中、彼はとうとうTikTokのバイラルの型を見つけ、1日で161ドルの収益を稼ぐ👇️
Day 2 of hitting $1,000/week from our app.
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@michaelque22
This morning I woke up to the biggest spike we’ve ever had:
2,600 downloads and $161 in revenue.
All in a single day.
This is all happening because we recently created our own format of organic video content. It only takes me 15…pic.twitter.com/9gnwa10wPp— Michael Que (@michaelque22) July 24, 2025
「今朝起きたら、過去最大のスパイクが来ていた。1日で2600ダウンロード、161ドルの売上。これが起きてるのは、最近僕らが独自のオーガニック動画フォーマットを作ったから。作るのに15分しかかからないのに、昨日は動画が合計50万回再生された。」
ここから、彼のアプリは加速していく。
- 2025年9月29日:初めて1日1000ドルを突破
- 2025年11月:月3万ドル(約450万円)
- 2026年1月:月14万7787ドル(約2200万円)
・・・エグすぎる。
ということで、これ以降のアプリの成長の軌跡を詳しく分解して見ていこう!
彼のTikTokアカウントや公式アプリのTikTokアカウント、彼が雇ったUGCクリエイターのアカウントを初期からチェックして、どのタイミングでなぜバズったのかを分析した。
強いフォーマットには必ず理由がある。その理由を知っておくことは、あなたのアプリを伸ばす上でも非常に大事。
ということで詳しく見ていこう!
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