🏃ローンチから26日のランニングアプリを1500万円以上で売却した23歳「Caleb Dean」氏
こんにちは、ウマたんです。
このAI時代にアプリでめちゃくちゃ稼いでる海外事例を分析する、このニュースレター。
今回紹介するのは「Caleb Dean」氏!
この成功の裏には、緻密なマーケティングが隠されていた。
アプリをローンチする前に需要検証を繰り返して、ローンチ時に一気にユーザーを獲得するノウハウを見ていく。
ローンチしたけど、ユーザーが全然集まらない・・・という個人開発者の参考になるはず!
それでは見ていこう!
※このニュースレターに無料購読いただくと海外の成功事例をまとめたスプレッドシートが届きます!
🚽「人前でトイレができない」という悩みから生まれたアプリ
さて、まずは彼が個人開発で最初に作ったアプリから見ていこう!最初のアプリのアイデアはマジで想像の斜め上。
彼はある時、普通に就職しようとしていた。ごく普通の求人に応募し、採用前の健康チェックを受けることになる。そしてその一環として、薬物検査があった。
ところが、いざ検査となった時、彼は尿を出すことができなかったのだ。検査官に見られているからである。
そして結局、彼はなんと2時間も尿を出せずに待つことになった。出ないのだ。どうしても。
そして彼は、この経験から「これって自分だけの問題なのか?」と検索を始める。
すると、Redditに数千人規模のコミュニティが存在することを知った。そこには、自分とまったく同じ症状で悩んでいる人が大量にいた。
そしてそれは「Paruresis(排尿恐怖症)」という、れっきとした医学的な症状名を持つものだった。
彼はここでふと思うのだ、「これ、アプリにしたらイケるんじゃね?」と。
こうして生まれたのが、彼の1本目のアプリ「UriBrave」である。
この時点で彼にプログラミングスキルは無かった。彼が使ったのはFlutterFlow。ノーコードツールである。
このアプリは失敗かと思いきや、実はこれまでに累計1万ドルほどの収益を稼いでるという。
集客の主軸はSNSではなくApp Storeの検索経由。「Paruresis」「Shy Bladder」といった関連キーワードで検索してくる人が、そのままユーザーになる。
そしてニッチ領域だからこそ、コンバージョン率もめちゃくちゃ高い。CVRは驚異の30%超えだという。
ここまで見ると、1個目のアプリから成功してるじゃんと思ったかもしれない。
ASO経由でこれまでに1万ドルの収益があるのであれば、それは間違いなく成功の部類だろう。
しかし、彼はここで壁にぶつかった。スケールさせるのが死ぬほどムズいのだ。
理由は、市場があまりにも小さすぎるから。そしてマーケティングが死ぬほど難しい。TikTokマーケを試してみたが、全然バズらなかったという。
以下のアカウントで色んなフォーマットを試しているが、どれも全然再生されていない👇️
- https://www.tiktok.com/@uribraveapp
さらに彼は、「いくら自分の課題から始まったとは言え、男性がおしっこを出せるよう助けることに情熱を捧げることが出来なかった」と語っている。
確かに。。。
ということで収益的にもモチベーション的にも限界を感じ、次なる挑戦に移ることにしたのである。
そして彼は、「次なるアプリは自分の情熱を捧げられるものにしよう!」と決めた。
🔥彼が情熱を捧げることができるものとは!?
さて、そんな彼が続いて作ったのはどんなアプリか?
先述の通り、彼はまずアプリのアイデアを自分の情熱から探すことにした。
さて、彼の情熱はどこにあったか。ランニングとゲームである。
当時ハマっていた唯一の趣味がランニングで、子供の頃からずっとゲーマーだった。
ということで、この2つから彼は「ランニングにランク制度を持ち込んだアプリ」というアイデアを生み出した。
しかし、彼はUriBraveの失敗を教訓に、いきなりアプリを作ることはしなかった。
彼は、UriBraveでは何ヶ月もプロダクトを作ることに費やしてしまった。
結果的に収益をたてることは出来たが、市場は非常に小さくスケールさせることは出来なかった。
そこで彼は今回まず、
- 市場は十分に大きいか
- 需要はあるか
を調べてから作ることにした。
そしてリサーチを始めた彼が見つけたのが「Liftoff」というアプリだった。
まさに彼のアイデアのジム版のアプリ。月70万ドルほどの収益を稼ぐビッグアプリ。
この成功事例を見て、彼は市場としては十分大きいと確信した。
ジムよりもランニングの方が市場がデカい可能性すら全然ある。
📱ランキングを「チートできない」領域に持ち込む
さらに、Liftoffを分析していた彼は、あることに気づく。
Liftoffは「友達と競う」「ランキングを上げる」ことが最大の売りになっている。
しかし、そのデータは全部ユーザーの手入力なのだ。
つまり、ベンチプレスに「1000kg」と入力すれば、誰でも最強になれてしまう。
チート防止機能が存在しない。
彼はこう語る。
「そこがどうしても好きになれなかった。でもランニングなら、全部GPSベースだから全てが正確なデータになる。友達とも他人とも、本物の競争ができる」
これはめちゃくちゃ大きいと思う。
「ランキング」というゲーム体験の価値は、そのランキングを信頼できるかどうかに全部乗っかっているから。
入力式のランキングは、チートが出来てしまいユーザーのモチベーションが続きにくい。
僕自身、現在伸ばしている日本語学習アプリにランキング機能を導入しているが、ランキングはユーザーの学習モチベーションを高める上で非常に効果的だと思う。
しかし、そのランキングの指標を公平で正当なものにするのは結構ムズい。
その点、ランニングであればGPSトラッキングで精密に計測できるのが強い。
🏃ランキング形式のゲーム感覚でランニングができる「Runify」
さて、こうして出来上がったのが、ランニングアプリ「Runify」だ。
ちなみにこのアプリは、バイブコーディングでちゃちゃっと作ったAIラッパーアプリではない。
Apple Watchなどとの連携が組み込まれていて、かなり精密に作られている。
そして、機能もさることながら、やはりオンボーディングがスゴイ。
彼はLiftoffをベースに、Cal AI、Life Reset、Clean Eatsなど「実際に売れてるアプリ」のオンボーディングを研究して組み立てたとのこと。
彼が参考にしたとされるアプリのオンボーディングは、それぞれ全て「Onbo Hub」に格納済みなので、ぜひチェックしてみてほしい👇️
さて、実際にRunifyのオンボーディングを調べたところ、全部で40画面以上あった。
具体的にどんなオンボーディングなのか見ていこう!
まず、Titanというキャラクターが登場して、Titanに質問されるような形でオンボーディングが進んでいく👇️
そして一度進んでしまうとサンクコストでなかなか途中で離脱しにくくなる。
6つの質問の後は、アプリを使うことでの成長をグラフで見せている👇️
ユーザーのユースケース👇️
ただ、走行データを詳しく見ようとしたり、色んな軸でランキングを見ようとすると、課金が必要な仕様になっている。
ハードペイウォールではないが、ペイウォールを表示してからの最後のヒトオシがかなり強くなっている。
めちゃくちゃオンボーディング画面多くて、ここでは紹介しきれなかったので、もし全画面見たい方はOnbo Hubで見てみて欲しい👇️
ちなみに、途中でオンボーディング中のメッセージを変えたところCVRが上がったとのこと。
最初は、「これはランクがあるイケてるアプリだよ」というメッセージだったのを明確に「ランクで競うことで、もっと速いランナーになれるよ」というメッセージに変えた。
最初は「友達とゲーム感覚で競いながらランニングするユーザー」がターゲットイメージだったが、途中から真のターゲットは「ちゃんと真剣にタイムを縮めようとしている競争心の強いランナー」だと分かったのだ。
さて、ここまでで彼がRunifyにたどり着くまでのストーリー、そしてRunifyの機能やオンボーディングについて見てきた。
しかし、これまでのニュースレターでも散々言っているように、いくらアプリの筋が良くてもマーケティングが噛み合わないと売れるわけがない。
ということで、ここからは彼がどのようにしてRunifyをローンチ後に急成長させ、たった26日で10万ドルで売却することに成功したのか、見ていきたい!
具体的には以下について見ていく。
- アプリが存在しないにも関わらずウェイティングリスト2000人と5ドル課金90人を集めた方法
- ウェイティングリストからさらに踏み込んだ方法で、ローンチ時に一気に3000ダウンロードを獲得しコールドスタート問題を解消した方法
- Instagramで1日9投稿してアプリを伸ばしてきたフォーマット
- そのフォーマット動画を1分で1万本生成するワークフロー
マジで、彼のローンチ前の需要検証の方法や、そこからのマーケがスゴイ。
ぜひ最後まで見ていって欲しい!
💸アプリが存在しないのに90人が5ドルを払った需要検証
| ここから先は有料コンテンツです |
| |
| この続き:5435文字 / 画像2枚 |
4,400人以上の方達が購読中
いつでも購読解除可能です