こんにちは、ウマたんです。
海外個人開発者にフォーカスするこのニュースレター。
今回紹介するのは「Dmytro Krasun(ドミトロ・クラスン)」氏!
ソフトウェアエンジニアとしての長い経験を経て独立し、現在は自分のプロダクトで月180万円ほど稼ぐ男。
そんな彼にフォーカスして見ていこう!
ウクライナ生まれの彼は大学ではコンピューターサイエンスを専攻し、新卒からソフトウェアエンジニアとして働き始める。
そして途中でイスラエルに移り住みながら様々な会社を転々として合計10年以上ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを積むのだ。
しかしある日、そんな仕事に嫌気が差す。彼の小さい頃からの夢は自分のプロダクトを作ってご飯を食べていくこと。
ソフトウェアエンジニアになってからは日々の仕事に忙殺され夢を忘れかけていたが、彼は小さい頃の夢を思い出した。
そしてとうとう彼は、会社を辞めて自分のプロダクトを作って生きていくことを決心する。
彼はキャリアのほとんどをAPI構築に費やしてきた。そこで個人開発のプロダクトもAPIで攻めることにした。
さて、どんなプロダクトを構築するか?
彼は数多あるアイデアの中から「URLを入れたら自動でスクリーンショットを撮ってアウトプットしてくれる」APIプロダクトを作ることにした。
彼がこのアイデアを採用した理由はシンプルで、ちゃんと競合がいて自分がワクワクするプロダクトだったから。
競合がいるということは、そのソリューションにお金を払ってくれるユーザーがいるということ。
新しいプロダクトを開発する際に、多くの人が競合のいないユニークなアイデアを採用してしまいがちだが、競合がいないということはそれにお金を払ってくれるユーザーがいないということに等しい。
自分だけしか考えつかないユニークのアイデアなど存在しないのだ。
彼の目標は月に10kドルだった。すなわち、プロダクトの月平均価格を20ドルとすると、多くの競合からたった500人だけスイッチしてくれれば10kドルを達成できるのである。
そう考えるといけそうな気がする。
さてアイデアが決まりプロダクト作りに着手していくことになるのだが、彼はプロダクト作りになんと5ヶ月もかけてしまった。
彼は今では新しいプロダクトをローンチする際に1ヶ月以内にローンチするように心がけているというが、この時は完璧を目指してしまい5ヶ月もかけてしまったとのこと。
プロダクト作りに着手してから最初のローンチまでに5ヶ月もかけてしまうのは少々長すぎる。
確かに考え始めると色々な機能を搭載したくなってしまうものなのだが、最初は最低限の機能に絞ってローンチするのが吉である。
とはいえ5ヶ月かけてローンチしたプロダクトがちゃんとMRR10kドルを達成しているのだからスゴイ。
このプロダクトこそ「ScreenshotOne」である。
次の章からはこれがどんなプロダクトなのか?そしてどうやって顧客を獲得していったのかを見ていこう!
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