user【週刊】AI時代に月100万円以上稼ぐ海外個人開発者を毎週1人ピックアップして秘密を深堀り!search
☄️物理オリンピックで全国10位となった後、年間1.5億円以上稼ぐプロダクトを作った24歳の青年がいる
彼は高校1年生にて物理学の才能を開花させ、大学でも多くを学び最終的にスタートアップの世界に飛び込んだ
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ウマたん
2025/01/27

こんにちは、ウマたんです。

海外のめちゃくちゃ稼いでる開発者にフォーカスするこのニュースレター。

今回紹介するのは「Alan Chan(アラン・チャン)」氏!

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(引用:https://x.com/alanchan_tw

輝かしい学歴を持っている超天才で開発者としての才覚を若いうちに開花させて、今は年間収益1.5億円を超えるプロダクトの運営を行う。

そんな彼にフォーカスしていこう。



🏫飛び級で大学に進学して優秀な成績を修めるも自主退学

彼は台湾生まれ。高校1年生にして、大学レベルの物理学を独学で学び、物理学オリンピックで全国10位に入賞した天才だ。

その後、その功績が認められ台湾で最もレベルの高い大学とされるNational Taiwan Universityに飛び級で入学する。

そして1年間で一般的な数学や物理学の授業だけでなく、大学院の相対性理論や古典電気力学などのコースを受講し、最終的に同学年で3位の成績を残したという。

さらに、同時に独学でWeb開発を学び、ソフトウェアエンジニアの仕事に従事したという。

恐るべき天才だ。

しかし、この1年で自分の興味はNational Taiwan Universityでは満たせないということを自覚し、自主的に退学する。



🌍️新たにミネルバ大学に入学するも1年で自主退学

退学後は様々な書籍を読んだりソフトウェアエンジニアの仕事に従事したりして過ごす。

そして2年間が経過し、彼は改めて大学に入学することを決意。

入学先はミネルバ大学。

ミネルバ大学は本拠地をアメリカ・サンフランシスコに置く大学なのだが、普通の大学とは一線を画す特別なシステムが特徴だ。

入学生は世界7都市(サンフランシスコ、ソウル、インド、ベルリン、ブエノスアイレス、ロンドン、台北)を移動しながら寮生活を通して様々なことを学んでいく。

1年次にはサンフランシスコの学寮に滞在し、この都市のさまざまなプロジェクトに参加。

2年次前期はソウルに移る。後期はインド、3年次前期はベルリン、後期はブエノスアイレス、4年次前期はロンドン、後期は台北である。

その過程で様々なプロジェクトを企業や政府と連携しながら推進していく。

まさに次世代型教育のあり方を言えるだろう。

めちゃくちゃおもしろそう。

自分が大学生に戻れるならミネルバ大学に入ってみたいと思うし、将来子どもをミネルバ大学に入学させてみたい。

ちなみに2025年から拠点として東京も追加されるらしい。

ハーバード大学やスタンフォード大学よりも入るのが難しいとされるこのミネルバ大学に入学したChan氏は、なんとまたもや1年で大学を辞めてしまうのだ。

理由は自分のプロダクトに専念するため。



🚀大学を辞めて自分のプロダクトに専念する

彼は新しいことを学んで深く理解して、アハ体験をするのがたまらなく好きだった。彼の興味関心は非常に幅広い。

広範な興味を紐づけて新たなインサイトを得るのだ。

そして、そんな学び体験をしやすくするプロダクトを作りたいと思った。

彼は当時Notionを使っていたが、もっと学び体験を深めるノートアプリを作れると思った。

創業者の課題に根ざしたプロダクトは成功確率がぐっと上がる。

こうして、最初の数ヶ月間プロダクトを作ることに全力を注ぐ。

しかし、完璧なプロダクトを作ろうとしたあまりにプロジェクトが肥大化して全て中途半端な形になってしまうのだ。

多くの開発者がこのようなミスを犯してしまうが、プロダクトは必要最低限の機能をなるべく速く開発しユーザーが本当に使ってくれるか検証するのが吉である。

こうして、彼はまず最重要な機能だと考えていた「メモを有機的にボード上で繋げられるような」部分だけを尖らせたプロダクトを開発することにした。

必要最低限の機能を1週間で開発してローンチ。

これが、現在大きな収益を上げているHeptabaseというプロダクトなのだ。

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📒Heptabaseはどんなプロダクト?

Heptabaseはノートアプリでありながらも、かなりビジュアライズ化に重点が置かれた仕様になっている。

Heptabaseでは、書籍やWebページの重要な箇所をハイライトして保存した上でそれらを有機的にマインドマップのようにつなげて関連性を持たせることができる。

色んなアイデアをポストイットに書き出してそれらをグルーピングしていくイメージだ。

とはいえ通常のマインドマップツールとは違って、検索性にも優れておりカンバン式や表形式でも表示できるのでNotionのような使い方もできる。

アイデアを貯め込みながらそれらを関連付けていき、さらなるアイデアに昇華していくツールだ。

初期バージョンから改善を重ねていき今のような形になった。



🙋彼が最初に顧客を獲得した方法

さてそれでは彼はこのアプリをどのようにグロースさせていったのか?